FEC PROJECT#4

web_pjtop_pj05_081118.jpg

 PROJECT FILE #4   Our sweet dream house (HOUZE x Project HOME 3)

  横浜:アート&ホームコレクション Art & Home Collection in Yokohama  2008.11.28-11.29


金島隆弘と堀内奈穂子が空想夫婦になりきり、空想夫婦が夢見る「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペジャルな出来事をキーワードとして若いアジアの10組のアーティスト(日本、中国、韓国、台湾、オーストリア)の作品を紹介します。

This exhibition introduces works by 10 emerging artists/units from China, Korea, Taiwan, Austria and Japan that bring a special 'something' to the visitors of this 'Ideal Dream House.'

4906bc65b6b15[1].jpg会場:横浜ホームコレクション(住宅展示場)内ハウゼ棟 / Venue: HOUZE in Yokohama Home Collection
住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3 Address: 3-3 Minatomirai, Nishi-ku, Yokohama 220-0012
企画:金島隆弘 Kaneshima Takahiro (FEC)、堀内奈穂子 Horiuchi Naoko(AIT
協力:誠品画廊ヴィタミン・クリエイティヴ・スペース Cooprrated by Eslite Gallery, Vitamin Creative Space

展示作家


岩崎貴宏 / Iwasaki Takahiro (1975年日本・広島生まれ、広島在住)

IWASAKITakahiro.JPGOut of Disorder(Complex), バスタオル, ブランケット, 20082005年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。主な展覧会に「Bloomberg newcontemporaries 2005」Barbican, Cornerhouse, LOT & Spike Island(2005/イギリス)のほか、「六本木クロッシング2007 未来への脈動」森美術館(2007/東京)、「旧中工場アートプロジェクト『ゴミがアートになる! 超高品質なホコリ』」広島市環境局 旧中工場、(2007/広島)、「日常の喜び」水戸芸術館(2008/茨城)などがある。近年の作品には、シャープペンの芯から高さ5cm程の無数の電柱を作り、ランドスケープを織りなす「Differential / Integral Calculus」や、文庫本の赤いしおり紐を解きほぐし、その糸から建設現場に見るようなクレーンを作る「Tectonic Model」など、『ガリヴァー旅行記』に登場する小人の国、リリパットのような文明世界を想起させるミニチュアのインスタレーションがある。
本イベントには、バスタオルから糸を引き出し、繊細な線から複雑な形状の鉄塔を建てる「Out of Disorder」シリーズや、青い水をはったインスタレーション「Untitled」などを展示。日常的な素材を起点として一筆書きのように立ち上げられる風景は、触れれば壊れてしまいそうな緊張感をともなうとともに、「鳥獣人物戯画」のような、省略の美を放っている。(堀内)

遠藤一郎 / Endo Ichiro (1979年日本・静岡生まれ、「未来へ号2号機」在住)

ENDOIchiro.jpgZENSHIでの個展「超アート展」展示風景, 2008未来美術家。10代よりパフォーマンスライブを始める。美術教育のバックグラウンドは無く、その活動はミュージシャン、DJ、デザイナーのほか、表現者たちのバックアップをおこなう「NATURAL HI!! Freedom Communication」のプロデューサーや、「ふつう研究所」(会田誠の美学校元生徒たちが中心の美術集団)の所長としても活動を行う。また、「GO FOR FUTURE」のメッセージを100年後、200年後の未来にも伝えていくための応援パフォーマンスや、メッセージを描いた団幕、また、出会う人々に夢を書き込んでもらいながら走る「未来へ号」など、一つの表現形式には収まらない作品を発表している。アートを取り巻く現状やアートマーケットに順応しがちな作品に対する危機感を持ち、新たな表現や方法論を生み出す場作りとして、アンデパンダン展形式で開催する「第一回全員展!!!!!」や、鹿児島県の桜島にある廃業旅館を舞台にしたアートプロジェクト「SA・KURA・JIMAプロジェクト」にも参加し、「アトリエ未来」を開設。アーティストのみではなく、そこに関わる人々の創造性を誘発している。
本イベントには、動かなくなる寸前まで走り続けた「未来へ号(初号機)」のほか、団幕や未発表の「応援」作品をモデルルームの内外に展示する。(堀内)

木内聡子 / Kiuchi Satoko (1979年日本・福岡生まれ、東京在住)

Image3.JPGディスペンサー・ミュージアム , 20072005年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。主な展覧会に「DUDELSACK」Duetzer-Brucke(2005/ケルン)や「RSA Exhibition」ロイヤル・スコティッシュ・アカデミー(2005/エジンバラ)、「Pict-O」U8 project(2008/名古屋)などがある。その作品には、自転車事故に遭った際に、自身の顔の傷が完治していく過程をブックプロジェクトにした「face」や、スコットランドの歴史を調査し、4~5世紀にいたと言われるピクト族が体に刻んだタトゥーを全身に施した写真インスタレーション「Pict-O」、また、コーヒーミルから落ちたコーヒー豆が地殻変動のように動き続ける様子を映した映像作品「Continental Drift」など、自らの身体的経験や、日常で起こる些細な変化や消滅などに着目し、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。
本イベントには、シャンデリアの下に舞い続けるハエを映した「flies1」や、スペイン、バルセロナ郊外にあるCan Serrat International Art Centre Residency で滞在制作した、テーブルの上を歩くハエ「flies2」、商店街で目にするようなくじ引き機をおもちゃにした作品「Dispenser museum」などを展示。(堀内)

サウンドアーティストmamoru / sound artist mamoru (1977年日本・大阪生まれ、大阪在住)

mamoru_etudeno12_duo (2).jpgètude no.12 duo, 20082000年ニューヨーク市立大学音楽学部ジャズ科卒業。主な展覧会に「ètude」(2008/ケベック、カナダ)、「in-visible-room」(2006/エレバン・アルメニア)、「おとづれ」(2007-2008/東京、大阪、横浜、モントリオール)などがある。日常的なモノをサウンドアート作品化していく「ètude」シリーズ、自作の音具や音響機材を用いて様々な「響き」を即興的に組み上げてゆくサウンドパフォーマンス、マルチソース・マルチチャンネル型のサウンドインスタレーション作品などを国内外で発表。また美術家とのコラボレーションや、公共空間、店舗などのための音響作品も多く手がけ、2003年には「procedure 22:05」が宮島達男の「Time Garden」と共に和泉シティプラザに恒久設置された。
本イベントには、「ètude」シリーズの作品を展示する他、作家によるワークショップを予定している。(金島)
WEBサイト:http://www.afewnotes.com/

SHIMURABROS. (ユカ:1976年日本・横浜生まれ、横浜在住、ケンタロウ:1979年日本・横浜生まれ、横浜在住)

web_pjtop_pj03_081024.jpgX-RAY TRAIN, 2008ユカ&ケンタロウによる姉弟ユニット。ユカ:2006年セントラル・セント・マーチンズ大学院映画・舞台芸術学部卒業、ケンタロウ:2003年東京工芸大学映像学科卒業。最先端技術の特殊フィルムを使った映像インスタレーションX-RAY TRAINや、パリコレで日本のファッションブランド、The Viridi-anneとコラボレーションワークを発表するなど、現代美術や映像、テクノロジー、ファッションの領域を横断する新しいメディアアート、インスタレーションなどの映像表現活動に挑戦し続けている。
本イベントには、ネットワークの中へ拡張し続ける身体感覚をテーマに未来の家族の物語が3つのスクリーンに紡ぎだされる映像作品、SEKILALAとThe Viridi-anneとのコラボレーションワークを作品化したEICONを展示。(金島)
WEBサイト:http://shimurabros.boomboomfilm.com/

和田昌宏 / Wada Masahiro (1977年日本・東京生まれ、東京在住)

WADAMasahiro.jpgMt.Dove, Dove石鹸, 20032004年ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ卒業。日本では2001年より、東京の拝島にある米軍ハウスにて "HOMEBASE" の企画・運営を開始し、数々のアーティストとともにインスタレーションの展示やパフォーマンスを行う。
これまでの主な展覧会には「群馬青年ビエンナーレ05」群馬県立近代美術館(2005/群馬)や「Transform Art展」Art Center Ongoing(2008/東京)のほか、「和田昌宏展」高知市文化プラザ かるぽーと(2008/高知)などがある。日々変化し続けるアーティストの興味や好奇心を映像や彫刻、パフォーマンスにより表現し、街中でゲリラ的にオープンするケバブ屋台調の彫刻パフォーマンス「WADA's TASTY KEBAB On The Van」や、角材で作られた金塊の山に突然見知らぬ者が体当たりをし、作品が崩れ落ちる悲劇的な場面をユーモラスに演出する「nuggets & stranger」など、時に第三者の介入やハプニングを受け入れながら制作される作品は、鑑賞者の予想を軽やかに裏切る最終型を出現させる。
本イベントには、石けんのDoveを削り、雪山のような山脈を削り出した「Mt. Dove」や、北海道の土産物屋で売っている熊の彫刻の顔に「再彫刻」を施した「the Living Dead (Bear 2)」などを展示し、見慣れて油断してしまいがちな光景の中に、さりげなくアートを展開させる。(堀内)

遅鵬 / Chi Peng (1981年中国・山東省煙台生まれ、北京在住)

web_pjtop_pj02_081020.jpg6:58, It' s Nearly Dark, C-print, 20082005年中央美術学院デジタルメディア科卒業。主な展覧会に「Between Past and Future, New Photography and Video from China」ICP(2005/ニューヨーク)のほか、「Techno-Orientalism」BTAP(2005/北京)などがある。近年の作品には、自分の生い立ちや取り巻く社会と西遊記の物語を重ね合わせた写真作品「遅鵬的西遊記」やアジアの都市や風景を加工し新しい世界を創りあげた写真作品「切望者」などがある。
本イベントには、「遅鵬的西遊記」の作品の一部と、空想都市をトンボが飛ぶ「世界」の作品を展示。(金島)

崔廣宇 / Tsui KuangYu (1974年台湾・台北生まれ、台北在住)

Tsui.jpgSuperficial Life, DVD, 20021997年台北国立芸術大学大学院修了。海外のレジデンスプログラムに積極的に参加し、ヨーロッパを中心に活動している。主な展覧会に「Liverpool Biennial」Tate Liverpool(2006/リバプール)のほか、「Thermocline of Art-New Asian Waves」ZKM(2007/カールスルーエ)などがある。2008年度の台北ビエンナーレと横浜トリエンナーレ出展作家。
本イベントには、「Superficial Life」「I Am Fine, I Don't Get Wet」「City Spirits」の3つの映像作品を展示。(金島)
協力:誠品画廊

Nam Hwayeon (1979年韓国・光州生まれ、ソウル在住)

e.jpgThe Tide is High, DVD, 20082008年ソウル国立芸術大学大学院修了。まだ展覧会実績は少ないが、今年は光州ビエンナーレとソウルのプラットフォーム展に出展。映像をベースとしたコンセプチュアルな作品やインスタレーション作品を制作する。2008年の横浜トリエンナーレのオープニングと同時期に横浜で開催されたPLATFORM横浜セミナー AFTER HOURS招待アーティスト。
本イベントには、「Knight & Night」の映像作品を展示。(金島)

楊俊 / Yang Jun (1975年中国生まれ、ウィーン/横浜在住)

YangJun.jpgParis Syndrome, DVD, 2008中国で生まれ、4歳のときに家族と共にウィーンに移住した彼は、そのバックグラウンドをベースに常に文化や国のアイデンティティーに質問を投げかける作品を作り上げる。2008年度の台北ビエンナーレでは、台北市立美術館に面した公園角にある使われていなかった小屋を「台北現代アートセンター」とし、地元のアート関係者と共に台北での現代美術シーンとアートセンターについての議論を続けるプロジェクトを進行中。
本イベントには、「Paris Syndrome」の映像作品を展示。(金島)
協力:ヴィタミン・クリエイティヴ・スペース

copyright.gif